陶器、陶磁器、唐津焼と有田焼の専門店 ギャラリー一番館

一番館

唐津やきもん倶楽部
Map of Karatsu Ware
Karatsu Area Potteries
唐津やきもん ~食と器の縁結び

坂本直樹のブログ

2007-12-29

今年もお世話になりました。

ギャラリー一番館の本年の営業は、今日で最後となりました。

皆さま、今年一年、本当に有難うございました。

今年を振り返りますと、3月に綾町の興梠智一さんと「綾の手紬染織工房」さんによる工芸展、そして、「陶芸散歩の会」のメンバーによる作品展。
7月には、北山窯の小川哲男先生が、ギャラリー一番館初登場。12月は、種子島窯の野口悦士さんが、中里隆先生とジョイントで初個展を開かれ、たいへんご好評を頂戴しました。

店外の催事では、5月に東京の「はせがわ銀座店」にて武末日臣展、渋谷の東急本店では高森誠司展を開催しました。
また、11月には、カッシーナイクスシー福岡店にて、中里花子と写真家プレーリー・スチュワート・ウルフとの二人展をさせていただきました。

また、陶芸と美術品の枠を超えて、9月に島津拓哉さんの苔盆栽展を企画しました。これもなかなか好評で、それ以降ギャラリー一番館の一アイテムとして、盆栽を取り扱っていくことにしました。

来年も、また色々な企画を考えたいと思います。
益々ご愛顧頂きます様に、よろしくお願い致します。

年末、年始、日本列島は寒気に覆われるそうです。
風邪など引かれませんよう体調にお気遣いいただいて、皆さま、どうぞよいお年をお迎えください。

2007-12-23

「苔人・島津拓哉 新鋭陶芸家との出会い展」のご案内

『苔人・島津拓哉 新鋭陶芸家との出会い展』
開催のご案内

 寒冷の候、皆さまにおかれましては益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。

さて、私共ギャラリー一番館は、プランツ・プランツさんとの共同企画により、「苔人・島津拓哉  新鋭陶芸家との出会い展」を下記の2店舗にて開催することとなりました。
当ギャラリー取り扱いの陶芸家が特別に製作した鉢に植えられた苔盆栽や、クリスマスやお正月にもぴったりの可愛い苔盆栽が並びます。
福岡と東京での開催ですので、是非この機会に島津拓哉さんの苔盆栽の世界に触れてみて下さい。

年末のお忙しい中恐れ入りますが、足をお運び頂ければ幸いです。
                              


■平成19年12月24日(月・祝)〜平成20年1月20日(日)
会場:プランツ・プランツ 丸の内店
東京都千代田区丸の内2-4-1 「丸ビル4F」
TEL:03-5220-3777
営業時間 11:00〜21:00

■平成19年12月26日(水)〜平成20年1月14日(月・祝)
会場:プランツ・プランツ イムズ店
福岡市中央区天神1-7-11「 天神イムズ4F」
TEL:092-733-2120
営業時間 10:00〜20:00

プランツ・プランツ、イムズ店
福岡・「プランツ・プランツ イムズ店」展示の様子です。

2007-12-15

種子島窯・野口悦士・初個展 続報

こんにちは。

12月も中旬、討ち入りも過ぎましたね。
年末に向けてラストスパートですが、あまり気分が盛り上がらないので、ベートーヴェンの第九でも聴いて、無理やり年の瀬らしさを強調しています。

さて、野口悦士さんの初個展が、たいへんご好評を頂いており、最初にご用意した作品はほぼ完売し、追加、追加で三回くらい作品を種子島から送ってもらっています。
ちょうど一年前から中里隆先生が種子島を訪れるようになられたのですが、それ以来、種子島で作陶したり、一緒にコロラドの隆先生のアトリエに行って、ご指導を受けながら作陶してこられました。その一年間での野口さんの進歩は目を見張るものがあり、今回の個展には、たいへん素晴しい作品が並びました。

価格も、ビールコップが3670円、ぐい呑が4200円、徳利が10500円と、まだまだお求めやすい金額に設定しています。
個展が終われば、このホームページでもお買い求めできるようにします。
ご遠方に方は、楽しみにお待ちください。

展覧会は明日までとなっています。まだご覧になっておられない方、お時間がおありの方は是非お越しください。
今回、特別出品というかたちで中里隆先生の新作も、数多く並んでいます。
70歳とは思えない若々しい、意欲的な作品ばかりです。種子島とアメリカでの師弟の珠玉のやきもので、年末の喧騒から離れて、ちょっと一息ついてみてはいかがですか。

野口さんの作品

野口さんの作品、その2
野口さんの作品の一部です。

隆先生の作品
中里先生は、アメリカ各地での作品、種子島での作品、そして唐津の隆太窯で焼かれた作品が並んでいます。

両先生と私の父
中里隆先生と野口悦士先生。あいだにいるのは私の父です。まだ唐津本店の社長で、母と共に毎日店にいます。

2007-12-05

種子島窯・野口悦士・初個展

こんにちは。
昨日より、福岡もめっきり寒くなり、冬らしくなって参りました。
みなさまの街はいかがでしょうか?

ブログをさぼって、あっという間に1ヶ月が過ぎました。
前回が唐津くんちで、もう師走に入って5日です。
いつも私の1年は、夏が終わると、すぐに唐津くんちが来て、それが終わると、すぐにクリスマスシーズンになって、また1年が終わる、という感じです。

さて、今年は1年の締めくくりに、「種子島窯・野口悦士 初個展 師 中里隆を迎えて」という展覧会を8日から開催します。
野口さんは慶応義塾大学を卒業した後、本で見た中里隆の作品に強く惹かれ、弟子にしてもらおうと種子島を訪れました。
しかし、中里先生はとっくの昔、20年以上前に唐津に帰っておられ、そのときは弟子にはなれませんでした。しかし野口さんはそのまま種子島で作陶を始められ、昨年から中里先生もまたこの窯で一緒に作陶されるようになり、野口さんは念願の弟子入りを果たされたわけです。

私も今年の1月に種子島に行って参りました。焼物も大変良かったのですが、野口さんのお人柄にもいっぺんに惚れ込み、是非、初個展をうちの店で、とお願いしてきた次第です。

今回は、種子島で焼かれた作品のほかに、野口さんがアメリカのアンダーソンランチに行って作ってこられた作品も展示します。
そして、中里先生も、特別出品とはしていますが、意欲的な新作をたくさん出品していただきます。
8日と9日は、お二人とも会場におられますので、年末のお忙しいときではありますが、是非ご覧ください。

2007-11-02

唐津くんち

今日の夜から、唐津の秋祭り、唐津くんちが始まります。

毎年、11月2日の夜の「宵山」でスタートして、3日の「お旅所神幸」、4日の「町廻り」と3日間開催されます。

唐津くんちとは、唐津神社の神様が乗られた御神輿を中心に、14台の曳山とよばれる山車が、笛、鐘、太鼓のお囃子を奏でながら、市中をお旅所まで練り歩くお祭りです。それぞれの曳山は「漆の一閑張り」という工法で作られており、古いものは文政2年(1819年)にできています。その重さは、大きいものでは4トンを超えており、約200人くらいの曳き子たちによって曳かれていきます。曳き子たちは揃いの法被姿に身を包み、いなせな男集のなかなか勇壮なお祭りです。私も生まれたときから参加していましたが、今は専ら呑むばかりになってしまいました。

そして、唐津くんちのもう一つの名物といえば、各家庭ごとのおもてなしです。かつては、「三月だおれ」といって、3ヶ月分の食費を、おくんち料理に全部つぎ込んでいました。今でも、お正月のおせち料理より、おくんち料理というくらいにたくさんの料理が用意されます。中でも有名なのは「アラの姿煮」です。アラは、クエともいいますが、10キロを超えるような大きなアラを、そのまま煮付けにして、ドーンとテーブルに並べます。そのほかツガニや唐津の魚介類などが、大鉢に盛り付けられ、お客さんの方も無礼講で、客が客を連れて、どこの家庭も大賑わいです。

私の唐津の実家も、唐津くんちともなれば、逢庵先生、重利先生、隆先生といったお歴々や、若手陶芸家たちが、入れ替わり立ち代りおみえになり、焼物ファンには信じられないような大宴会が毎年繰り広げられています。

連休にご予定がない方。ぜひ一度唐津くんちにお越しください。くんちの期間中は私も唐津店にいます。美味しいお酒をご一緒しましょう。

唐津くんち

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